オンライン英会話に意味を持たせるコツ5選

半年以上オンライン英会話を続けているのに、なかなか上達を実感できない…そんな悩みを抱えていませんか？「もしかして、このまま続けても意味ないのでは？」と不安になりますよね！でも大丈夫。オンライン英会話は工夫次第でしっかり効果を出せます。実はある調査では受講者の90%が「少しでも効果を感じた」と回答しており​、決して無駄な学習法ではありません。

この記事では、オンライン英会話で効果が出ない理由と、レッスンに「意味」を持たせる5つのコツ、さらに他の英語学習手段まで幅広く紹介します。悩みを吹き飛ばし、英語学習をもっと楽しく効果的にしていきましょう！

オンライン英会話で上達を実感できないのはなぜ？

オンライン英会話を毎週続けているのに成果が感じられないのには、いくつか理由があります。決してあなたの努力がムダになっているわけではありませんが、やり方を少し間違えている可能性があります。まずは考えられる原因を確認し、自分に当てはまっていないかチェックしてみましょう。

図：オンライン英会話で上達しない理由 – 「学習時間が足りていない」「レッスンを受けっぱなし」「インプットとアウトプットが不足している」といった原因が挙げられている。

• 英語の基礎力不足
  
• レッスンの予習・復習をしていない
  
• 英語学習の時間・頻度が少ない
  
• レッスンで受け身になっている
  
• 学習の目標がはっきりしていない

英語の基礎力不足

オンライン英会話で伸び悩む大きな原因の一つは、英単語や文法など基礎力の不足です。レッスンでは会話練習が中心になるため、基礎的な単語力・文法力が足りないと、言いたいことが表現できず「全然話せない…」と感じてしまいます。​実際、英語力を伸ばすにはスピーキングやリスニングだけでなく語彙力や文法力も不可欠で、オンライン英会話だけですべてを習得するのは難しいのです​。

例えば中学校レベルの文法があやふやだったり、日常単語がパッと出てこなかったりする場合、まずはその土台を固める必要があります。基礎がしっかりしてくると、レッスン中に講師の言っていることが理解でき、自分の言いたいことも表現しやすくなり、上達を実感できるようになりますよ。

レッスンの予習・復習をしていない

「レッスンを受けっぱなしで満足してしまい、予習復習を全くしていない」というケースも上達を感じられない原因です。オンライン英会話のレッスン中に「なるほど！」と学んだことも、復習しなければ数日後には忘れてしまいます​。せっかく講師から新しい表現や訂正を教わっても、見直さなければ自分のものになりません。また予習をしていないと、レッスンで毎回似たような会話をするだけになりがちです。

例えば次回話すトピックを事前に考え、関連する単語やフレーズを調べておけば、レッスンでより充実した会話ができます。逆に予習なしで臨むと話題に詰まりやすく、学びも少なく終わってしまいます。予習と復習をおろそかにしていると、どうしても成長スピードが鈍くなってしまうので注意しましょう。

英語学習の時間・頻度が少ない

週2回程度の受講では、シンプルに英語に触れる時間が足りていない可能性があります。英語は継続的な接触時間がものを言うため、レッスンの頻度が低いと上達実感まで時間がかかります。例えば25分のレッスンを週2回半年続けても、合計約24時間ほどにしかなりません。一般に日本人が英語を話せるようになるには約2,200時間の学習が必要と言われ、そのうち学校での学習が約1,200時間分なので、あと1,000時間は自分で勉強が必要だとも指摘されています​。1,000時間というと毎日1時間勉強しても3年近くかかる計算です。

このように、一朝一夕でペラペラにはなりません。週2回ペースだけではどうしてもスローペースなので、「伸びていない」と感じてしまうのも無理はないでしょう。​効果を感じるには最低でも3ヶ月～半年は継続が必要というデータもあり​、さらにそれ相応の学習量を確保することが重要です。「時間がない…」と嘆きたくなりますが、工夫して英語に触れる頻度と総時間を増やすことが上達への近道です。

レッスンで受け身になっている

オンライン英会話の受講姿勢にも原因があるかもしれません。レッスン中に受け身になりすぎていると、得られるものが少なくなってしまいます。講師から質問されたことに短く答えるだけ、指示されたことだけをこなすだけでは、自分から英語を話す機会が減ってしまいます。

特に慣れてくると、レッスンをすべて講師任せにしていると要注意です。たとえば講師がどんどん話して自分は相槌を打つだけ…という状態では25分があっという間に過ぎ、あなたが話した英語はほんの数文だった、なんてことも。これでは上達実感が湧かなくて当然ですよね。同じレッスン時間でも、自分から積極的に話した方が学習効果は高まります。

受け身になりがちな人は、「次回は自分から話題を振ってみる」「質問を5つ用意してレッスンに臨む」など、主体性を持って参加するだけでも効果が変わってきます。

学習の目標がはっきりしていない

闇雲にオンライン英会話を続けているだけでは、学習の目的や目標がぼんやりしていてモチベーションが下がりやすいです。ゴールが定まっていないと、自分がどれだけ成長したか判断しにくく、「やっぱり意味がなかったのでは…」と感じてしまいがち。

​せっかく始めた英会話も、何のためにやっているのか見失うと辛くなってしまいますよね。例えば「海外旅行で現地の人と英語で話したい」「TOEICで◯◯点取りたい」「仕事で英語のプレゼンを成功させたい」など、具体的な目標設定がないとレッスンに身が入らなくなるものです。

目標が無いままでは上達を実感しにくいため、「◯月までに△△できるようになるぞ！」と自分なりの指標を決めることが大切です。

オンライン英会話に意味を持たせる5つのコツ

効果が出ない理由が分かったところで、次はオンライン英会話のレッスンを「意味あるもの」に変えるための具体的なコツを紹介します。上達が感じられず悩んでいた人も、これから紹介する5つのコツを取り入れれば、オンライン英会話の効果をグンと引き上げられます！どれも今日から実践できることばかりです。「意味ないかも…」を「やってよかった！」に変えていきましょう。

• コツ1: 基礎力を別途鍛える
  
• コツ2: 毎回必ず予習・復習する
  
• コツ3: 短時間でも毎日英語に触れる
  
• コツ4: レッスンでは自分から積極的に話す
  
• コツ5: 具体的な目標を決めて学習する

コツ1: 基礎力を別途鍛える

オンライン英会話と並行して、英語の基礎力（単語・文法）を自主学習で補いましょう。 会話レッスンだけで英語力すべてを伸ばすのは難しいため、別途インプット学習が欠かせません​。基礎力がアップすればレッスンの理解度も発話量も飛躍的に向上します。

例えば、毎日通勤時間に単語アプリでボキャブラリー強化、週末に文法書で中学英文法を復習するといった習慣を取り入れてみてください。単語や文法の知識が増えれば、「あ、この表現はこう言えばいいんだ！」とレッスン中に気づく場面が増えます。逆に基礎が曖昧なままだと、レッスン中に講師の言うことが理解できず会話についていけない…なんて状況になりがちです。

土台をしっかり固めることが、オンライン英会話に「意味」を持たせる第一歩。 基礎学習で得た知識をレッスンでどんどん使い、効果を実感していきましょう。

コツ2: 毎回必ず予習・復習する

オンライン英会話の各レッスン前後に、短時間でもいいので予習と復習を必ず行いましょう。 このひと手間が、レッスンの吸収度と上達スピードを格段に高めます。予習では、次のレッスンで話したいトピックや使いたい表現を3つほど準備しておきます​。例えば「週末に◯◯へ行った話をしよう」「最近見た映画について話そう」と決め、関連する単語やフレーズを事前にメモしておきます。これだけでレッスン中の会話がスムーズになり、自分からどんどん話題提供できますよ。また、レッスン後の復習では、習った新表現や指摘されたミスを必ず振り返りましょう。

レッスン中に言えなかったことをノートに書き出し、正しい言い回しを調べて練習しておけば次回に活かせます​。予習→レッスン→復習のサイクルを回すことで、学んだ内容が確実に身についていきます。「覚えたつもりでも、翌週には忘れてしまった…」を防ぐためにも、このサイクルを習慣化しましょう。

コツ3: 短時間でも毎日英語に触れる

レッスンのない日も含めて、毎日少しずつ英語に触れる習慣をつけましょう。 たとえ10分でも良いので、英語に接する時間を作ることがポイントです。週2回のレッスンだけでは英語モードを維持しにくいですが、毎日少しでも英語に触れていれば、頭の中に英語回路が出来上がってきます。例えば以下のような工夫がおすすめです。

• 通勤・通学中に英語のポッドキャストやニュースを聞く
  
• スマホの言語設定を英語にしてみる
  
• ちょっとしたスキマ時間に英単語アプリで単語を覚える
  
• 寝る前にその日受けたレッスンの復習をする
  

このように生活の中に英語を組み込むと、無理なく学習時間を積み増せます。​

「忙しくて勉強時間が取れない」という人ほど、スキマ時間の活用がカギです。毎日英語に触れることで、英語に対する慣れが生まれ、オンライン英会話の効果も実感しやすくなりますよ。継続は力なり！コツコツ積み重ねた時間がしっかりあなたの力となり、レッスンに「意味」を与えてくれるはずです。

コツ4: レッスンでは自分から積極的に話す

オンライン英会話の時間を最大限に活かすために、レッスン中は受け身にならず自分からどんどん話しましょう。 質問されたことに答えるだけでなく、自分から話題を提供したり講師に質問したりすることで、会話量が増えて英語力アップにつながります。​レッスン前に「今日は○○について自分から話してみよう」とテーマを決めておくと取り組みやすいです。例えば、「最近ハマっている趣味の話をする」「ニュース記事について自分の意見を言ってみる」など、小さなことでOK。

最初は勇気がいるかもしれませんが、講師はあなたが積極的に話すほど喜んでくれますし、色々と引き出してくれますよ。間違いを恐れずたくさん話すほど、上達も早く実感できます。 講師任せでなく自分主導で会話を進めることで、レッスンが「受け身の授業」から「自分の英語を試す実践の場」へと変わります。25分という時間をフルに使って英語をアウトプットすれば、達成感も得られ「今日のレッスンは意味があった！」と感じられるでしょう。

コツ5: 具体的な目標を決めて学習する

最後に、英語学習の具体的な目標を設定しましょう。 目的地がはっきりすれば、オンライン英会話のレッスンにも明確な意味が生まれます。例えば「〇月までにTOEIC○○点を取る」「次の海外出張で現地の人と雑談できるようになる」「英語でプレゼン発表をやり遂げる」など、自分が**「このために英語を頑張っている！」と言える目標**を掲げてみてください。目標を設定すると、進捗を測る指標もできます。

定期的に模擬試験を受けてスコアの伸びを確認したり、英会話レッスンで扱うトピックを目標に沿った内容にしたりと、学習に一貫性が出ます。「なんとなくレッスンを受ける」のではなく「○○達成のための一歩」と位置づけられるので、モチベーションも格段にアップしますよ。さらに目標は周囲に宣言してしまうのも手です。

「○月に英検○級合格するぞ！」と同僚や友人に話せば、後には引けないので頑張れます（笑）。ゴールが見えていると、そこに向かって努力する過程自体に意味を見いだせるものです。目標達成に向けてオンライン英会話をフル活用しましょう！

オンライン英会話以外の英語学習法も試してみよう

オンライン英会話だけが英語上達の手段ではありません。他の勉強法を取り入れることで、弱点を補強したり新たな刺激を得たりすることができます。

もしオンライン英会話だけでは伸び悩みを感じる場合、思い切って別の学習方法を組み合わせてみるのも一つの手です。ここでは、オンライン英会話以外に検討できる英語学習手段を紹介します。それぞれメリットがあるので、自分に合いそうなものから試してみてください。

• 通学型の英会話教室に通う
  
• 英語コーチング・個人レッスンを受ける
  
• 参考書やアプリで独学する
  
• 英語を使う環境に飛び込む
  

通学型の英会話教室に通う

オンラインではなく実際の教室に通う英会話スクールに切り替えてみる方法です。対面のレッスンは緊張感や没入感が高まりやすく、サボりにくいメリットがあります。同じクラスの受講生がいれば刺激になりますし、講師とも直接会うことでより積極的に話せるようになる人もいます。「家だとつい甘えてしまう…」というタイプなら、学校に足を運ぶことで程よい強制力が働き継続しやすいでしょう。

ただし通学型は時間の融通が利きにくかったり費用が高めだったりする点もあります。仕事終わりに週◯回通うのは大変ですが、継続できれば確かな成果が期待できます。実際に教室に通うことで気持ちが引き締まり、学習にメリハリがつくので、オンラインで集中しづらい人にはおすすめです。

英語コーチング・個人レッスンを受ける

プロの英語コーチやマンツーマンの家庭教師を付けて、個別指導で徹底的に鍛える方法もあります。英語コーチングサービスでは、あなた専用の学習プランを作成し、日々の課題提出や進捗管理をしてくれます。いわば英語のパーソナルトレーナーを付けるイメージです。これなら自主学習が苦手な人も強制的にやる気スイッチが入り、短期間で劇的な伸びを期待できます。

例えば毎週コーチとの面談で課題の成果をチェックし、弱点に合わせて指導してもらえるので、サボれませんし効率的です。「独学だと何をすればいいか分からない」「誰かに管理されないと続かない」という人にはピッタリでしょう。

個人レッスンの場合も同様で、教えてほしい内容をリクエストしながら進められるため、基礎文法のおさらいや発音矯正など自分に必要なことを集中して学べます。費用はかかりますが、その分リターンも大きいのが英語コーチングや個人レッスンの特徴。時間と予算に余裕があれば検討してみる価値アリです。

参考書やアプリで独学する

王道ですが効果的なのが、市販の参考書や学習アプリでの独学です。特に文法や語彙など基礎力アップには独学が最適。自分のペースで進められますし、繰り返し復習もしやすいです。

例えば文法書を1冊買って毎日1ユニット学習する、単語帳アプリで1日10語ずつ覚える、NHKの英会話講座テキストでシャドーイング練習をする…など、自宅学習でもできることはたくさんあります。最近はゲーム感覚で学べるアプリや、AI搭載の発音練習アプリなども充実しているので、楽しく続けられますよ。

さらに英語の資格試験に挑戦してみるのも効果的です。TOEICや英検の勉強を通して総合力を高めれば、結果的に会話力向上にも繋がりますし、スコアや級という形で実力が見えるので自信になります。独学は意思の強さも求められますが、費用が安く好きな時間に取り組めるのが最大の利点。オンライン英会話と組み合わせて、自習でインプット→レッスンでアウトプットという風に役割分担すると効果的です。

英語を使う環境に飛び込む

いっそのこと英語を使わざるを得ない環境に自分を置いてしまうのも、劇的な効果を生む手段です。例えば短期留学や海外旅行に行って現地の人と交流するのは、オンラインレッスン以上に実践的で刺激的な経験になります。また、国内でも英語オンリーで話すイベント（英会話カフェやミートアップ）に参加したり、外国人の集まるバーに行ってみたりするのも良いでしょう。

最初は緊張しますが、「伝えたい！」という気持ちで必死に英語を使ううちに、いつの間にか度胸がつき会話に慣れてきます。「英語でこんなことが話せた！」という成功体験は大きな自信となり、学習のモチベーションも急上昇しますよ。

さらに、オンライン英会話で学んだ表現を実際のコミュニケーションで使ってみることで、「レッスン内容が役に立った！」と実感できます。環境を変えることで得られる刺激や気づきは非常に大きいので、可能であればぜひ挑戦してみてください。英語漬けの場に飛び込めば、嫌でも鍛えられますし、「自分まだまだ頑張ろう！」と刺激を受けるはずです。

まとめ

ここまで、オンライン英会話でなかなか効果が出ない理由と、その状況を打破するコツ5選、さらに他の学習手段について紹介してきました。最後にポイントをおさらいしましょう。

• 基礎力を磨く – 単語や文法など土台を強化し、会話の下支えを固めること
  
• 予習・復習の徹底 – レッスン前後のひと工夫で学びを定着させ、効果を最大化すること
  
• 毎日英語に触れる習慣 – レッスン以外の日も継続して英語に触れ、上達スピードを上げること
  
• レッスンで積極的に話す – 受け身をやめて主体的に会話することで、得られる成果を増やすこと
  
• 明確な目標設定 – 学習のゴールを決めてモチベーションを保ち、進捗を実感できるようにすること
  

オンライン英会話は使い方次第でしっかり効果が出ます。「意味ないかも」と感じていた人も、ちょっとした工夫と継続で必ず成長を実感できるようになります。大事なのはあきらめずに継続すること。​

最初の半年は思うように成果が見えなくても、正しい方法で続ければ1年後には確かな手応えを感じられるでしょう。「継続は力なり」という言葉通り、コツコツ取り組んだ人が最後には勝ちます。ぜひ今日から紹介したコツの中でできそうなものにチャレンジしてみてください。そうすればオンライン英会話がグッと充実した学びの場に変わり、「やっていて良かった！」と思える日がきっと来ます。一緒に楽しく頑張っていきましょう！